■即時償却
翌期以降計上する費用を当期に計上することで、"当期の"納税額を抑える
単発の大きな収益の時は選択すべき?
早く効果を得たい場合
メリ:当期の手許キャッシュを残せる
翌期まで決算対策を考える時間ができる
最高10年繰越可能
※そもそも繰欠が続く会社は設備投資をしないと思われるが
デメ:課税の繰り延べのため、翌期以降の利益額によっては、通算で見たときに税額控除より不利になるケースあり
設備投資がうまくいった(売上↑orコスト↓)場合、税額的には効果を最大化できない?
■税額控除
税額を減免して、確実に納税額を抑える
毎期安定して利益を残せる場合は選択すべき?
確実に効果を得たい場合
メリ:確実に税額を低減できる
デメ:比較的効果は小さい
■設例
投資額1,000・2年償却、利益額1,000固定、税率30%の税額の比較
当期 翌期 合計
即 → 0 3,000 3,000
税 → 500 1,500 2,000
☞税額控除の方が2期通算では納税額は少ない
☞1期目に手残りを大きくできるのは即時償却